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茨城県つくば市で、「伝統的木造軸組構法 実大静加力実験」が行われました。
先月のA棟に続いて、今回はB棟です。昨年末に、今回の2棟とまったく同じつくりの建物に土壁をつけて実験をしましたが、今年は土壁をなくし軸組のみで、どこまで強度があるのか測ります。土壁と軸組みの強度分担割合を調べる実験です。
8月のA棟と比べると、モジュールが985mmから909mmになり、間取りはほぼ同じですが梁の組み方が違います。また、材料は小さい断面になりました。
同じ条件ではないので一見不思議に思いますが、A棟とB棟を比較するのではなく、昨年末の土壁がある場合と、今回の軸組だけの場合を比較します。
降っていた小雨もやみ、実験が始まりました。
前回よりも大勢の見学者が見守る中、建物の妻側方向から力を加えていきます。
最初は約500Kgで加力していきますが、もうこの時点で木が小さくきしむような音がしました。
建物の変位が280mmの時が最高の加力で、12.6トンでした。
先月、「スズメバチだ!」と思って目で追っていると、土場に転ばしてある切り株の穴の中に入って行きました。どうやらこの中に巣があることはわかっていましたが、いつの間にか9月も半ばになり、ハチが凶暴になる季節になっていました。
工場では、ニホンミツバチの巣箱を置いているのですが、巣箱の持主のSさんが、いつものようにミツバチの様子を見に来られたので、やっつけてもらうことにしました。
スズメバチにとって、ほかの小さな蜂は一番のごちそうだそうで、ミツバチの巣箱の付近には、スズメバチの巣があることが多いそうです。このスズメバチの巣も、ミツバチ巣箱から10mの距離にあります。
通常スズメバチ退治は、ハチが全て巣に帰る、夜に行いますが、時間の関係でお昼前にやることになりました。涼しくなったとはいえ太陽が照りつける中、雨合羽と長靴、頭に網を被ったSさんは汗だくです。
筒状の煙幕を切り株の穴に入れ、煙が漏れないようタオルで蓋をしました。中にいる蜂は、花火の熱と煙でほとんどが死んでしまいます。頃合いを見計らって巣をほじくってみると、直径15cmくらいの巣と一緒に、30匹ほどのスズメバチがでできました。外を飛びまわっていたハチが2、3匹だったので、だいたい6匹くらいかな、と思っていましたが、小指くらいのハチがごろごろいてびっくりでした。幼虫もコクワガタの幼虫くらいの大きさでした。
巣にぎっしり詰まっている幼虫を見ると、早めに退治してもらってよかったです。ミツバチ先生に感謝です。
愛知県のS設計の完成現場見学会と、先日伺ったK設計の現場見学会にお邪魔してきました。S設計のK様邸は、構造、下地から仕上材まで、自然素材にこだわっていて、外壁や壁紙、塗料、断熱材まで自然素材の家です。そんなこだわり住宅の構造材と木の仕上材に、天竜T.S.ドライシステムの木を使っていただきました。
S社の見学会は、他に2つの個展を同時開催していました。いろんな国の人々を写したフォト展と、エンジェルのイラスト展です。その写真やイラストが白とこげ茶で統一された部屋に飾られていて、建物とマッチしていました。
またこのK様邸は収納スペースが多く、とても工夫さ れていました。外からの収納や、階段の途中にある収納など、使いやすそうでした。
お施主様や設計士さんのセンスの良さが伝わってくる家でした。
K設計のO様邸は、建築中の建物です。完成後は隠れてしまう筋違いや、床や天井の下地などを見ることができます。
O様邸は、先日も書きましたが、無垢材をふんだんに使った家で、下地にも通常の倍以上の、30ミリ厚の杉板が使われています。完成後は見えなくなりますが、断熱性や防音性で大きく差がつきます。
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