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2009年8月21日 (金)

伝統構法 破壊実験

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「伝統的木造軸組構法 実大静加力実験」が茨城県つくば市の独立行政法人建築研究所にて行われました。伝統構法とは、日本古来から使われている建て方で、筋違いや、金物を使わずに、クサビや貫、込栓、差鴨居で剛性を持たせる構法です。

筋違いでガチガチに固めないので、地震で傾いても倒れにくいとされています。

今回は、天竜T.S.ドライで材料を提供させていただきました。組み方を変えてモジュールが985mmの京間のA棟、909mmの関東間のB棟を実際にたてて、瓦を葺いた状態で、自重相当のおもりを載せてあります。今回はA棟の実験です。

建物の横方向へ加力していき、1階部分の耐力を計測する実験です。

引っ張られるにつれ、1階部分の柱がみしみしと音を立ててだんだん傾いていきます。2階の梁が20cmくらいずれた頃から、パキッ!と大きな音がして、通し柱が胴差しの部分で折れました。ちなみに、通し柱は5寸角と7寸角です。

A_4_r最終的には40cmほど横に変形して加力実験が終わりました。最大加力、約13トンで、当初の予想よりもいい数値だそうです。

もっと研究が進められ、伝統構法の住宅が建てられるようになればいいですね。

9月18日(金)には、B棟の実験が行われます。興味のある方は、天竜T.S.ドライまでご連絡ください。

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