祝 上棟
浜松市北区で、建前がありました。
このM邸は、柱や梁をクロスの壁や天井で隠さずに、化粧で見せる家です。
天竜杉の葉枯らし材を、山で最短4ヶ月、製材後1~3年間風雨にさらし、自然に乾燥させた材木を100%使っています。
石油を使い、強制的に木の油分や水分を抜く人工乾燥ではないため、色艶、木の香りを損なわず、とてもいい風合いです。
杉丸太の両面だけを製材しタイコにした梁や桁は、迫力があるだけでなく、杉ならではの優しい雰囲気もあります。
杉は、針葉樹の中でも、檜や松に比べとても柔らかい木です。
杉という木は、梅雨時の湿気を吸ったり、杉板の床に、
冬に素足で座布団なしでも平気なほど保温効果がありますが、
傷が付きやすいのが欠点です。
お施主様が生活しているうちにできた傷は「味」になりますが、
私たち業者がつけるわけにはいきません。
トラックで材木を運ぶ時も、大工さんが柱や梁を刻む時も、傷が付かないよう大事に大事に扱ってきました。その木が家の形に組み合わさっていくのは、とてもうれしいです。
餅投げにはとてもたくさんの人が集まりました。
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